映画「劔岳 点の記」
イクスピアリに映画「劔岳 点の記」を見に行ってきました。
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ワイドなスクリーンで見なければ!という映画でした。
富山湾からの立山連峰、雲上の朝日、日本海側から見える雄大な富士山、秋の紅葉の鮮やかさ、猛吹雪、たたきつけるような豪雨、雪崩などスクリーンいっぱいに広がる景色はテレビでは味わえないものでした。
公式ブログを読ませていただきましたが、浅野さん、宮﨑さん演じる柴崎夫婦の住まいは「夏目漱石」邸、役所さん演じる古田盛作の住まいは、「幸田露伴」邸と知りました。
『劔岳 点の記』は06年に企画が立ち上がり、07年、08年に立山連峰を中心に撮影を行ってきた作品だそうですが、四季折々の景色を2年の年月をかけてじっくりていねいに撮ってこられた様子がよくわかります。山の天気は変わりやすく、撮るのにも自然との折り合いをつけながらの時間と根気が必要だったことと思います。
そしてこの映画での音楽
柴崎さんが初めて長次郎さんに会いに行き、長次郎さんの家に行く道すがら、二人で黄金色に色づく田んぼの畔でおにぎりを食べているシーンに流れてくる、ビバルディーの「四季」・・・とても印象的でした。
ほかにもバッハ、ヘンデル、A.マルチェッロの曲が流れていましたが、自然の美しさ、雄大さ、自然の驚異の前ではどうすることもできない人間の姿など、映像だけでなく楽曲によってもとてもよく表現されていました。

映画を見終わって、登山は無理なので、ツァーで立山黒部アルペンルートを歩いてみたいと思いました。そして、富山湾からの立山連峰もぜひ見てみたい。
by nhana19 | 2009-07-26 20:12 | 映画
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