「忘れられた花園」 ケイト・モートン
久々に面白い本を読みました。

「忘れられた花園」 ケイト・モートン
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第一次大戦前夜の1913年、オーストラリアの港にロンドンからの船が到着しました。
すべての乗客が去った後、埠頭に取り残された一人の幼い少女。
トランクの中身は、わずかな身の回り品とお伽噺の本が一冊。

どういう事情で地球の反対側に、一人でたどり着いたのか・・・
名前すら分からないこの少女を、埠頭に勤めていたオーストラリア人夫婦が引き取り、ネルという名前を付けて育てます。
この物語は、オーストラリアで生きたネルの物語、ネルの孫のカサンドラの物語、そして19世紀末から20世紀初頭を生きたネルの母・祖母・「おはなしのおばさま」を含めたイギリスコーンウオールのブラックハースト荘の住人たちの物語です。
この3つの物語が100年を行きつ戻りつ、「なぜ一人でオーストラリアにたどり着いたのか?」「本当の名前は?」「なぜ誰も迎えに来なかったのか?」「なぜ・・・?」の謎解きをしながら、ネルはどこまで自分自身の謎を解けたか、ネルの孫のカサンドラは100年の歴史の謎をすべて解けたと納得したのだろうか・・・?・・・
3つの物語の中で、少しづつ重なり合う部分があって、私自身「ああ、あれがそうだったの?」と、何度も戻りながら読みました。
今回は筋を追うばかりでしたが、イギリスのその時代や背景、イギリスコーンウオールのブラックハースト荘の花園を心に膨らませながら、もう一度ゆっくり読んだなら、また新たなる発見が得られそうです。
by nhana19 | 2012-02-17 23:10 | 読書
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