ビデオ
  今日から、TSUTAYAでレンタル半額が始まったので、覗いてみた。
久しぶりに行ってみたら、DVDのほうが多くなっていて、ビデオはほんの少し!
様変わりしていた。
若い人たちは、もうDVDのほう借りちゃうのね。我が息子達もそうしているみたい。
若い人たちのニーズにこたえてというところでしょうか・・・

 その若い人のお薦めで、新作なので半額にはならないけれど「ミリオンダラー・ベイビー」と、ミニシアター系でふと目に付いた、「タッチ・オブ・スパイス

 さてどちらから見よう。若い人のお薦めだけれど、重いよ・・・といわれたので、
重いほうの「ミリオンダラー・ベイビー」から見ることに。
アカデミー賞4部門(助演男優賞、主演女優賞、監督賞、作品賞)に輝いただけあって、
ボクシングだけでなく一人々の心の動きを丹念に描いていて、すばらしい作品だったと思う。
栄光と挫折。栄光に向かって上り詰めていくのはいいけれど、最後の戦いで、一瞬にして何もかも失ってしまう人生。ココまで描ききったクリントイーストウッドはすばらしい。

 ”スパイス”という言葉に惹かれて手に取った「タッチ・オブ・スパイス」
「前菜」のコンスタンチノーブル、「メインディッシュ」のアテネ、「デザート」のコンスタンチノーブルと、ギリシャとトルコの紛争を絡めて物語は流れていく。
懐かしい郷愁を感じさせる街並み。あふれるほどの料理。心にしみる音楽。
スパイスのスペシャリストの祖父と、スパイスから宇宙を学ぶファニス。
『人生は料理と同じ。深みを出すのは一つまみのスパイス。大切なのはスパイスのさじ加減。』
『味をつけるには?』  『塩』    『生命を保つには?』  『食事』
『人生も味気ないと惨めだ。食べ物も、人生も塩が必要。塩加減が味を深める。』
とか、しゃれた言葉と料理シーンががたくさん出てくる作品でした。

 寒かった1日、ビデオを見ながら過ごすのもまた楽しからずや・・・
by nhana19 | 2005-11-11 21:56 | 映画
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