誇張と省略
 友人から頼まれた品を渡しに、サークルでご一緒させていただいている方のお宅に伺いました。玄関先でと思っていたのですが、お花活けたの見ていってと言っていただきあがらせていただきました。
華道とお茶を教えていらっしゃる方で、松竹梅の見事なお花が活けてありました。
お茶を一杯・・・・・と、お抹茶をいただきました。

 先日行った北斎展の話などをしましたら、北斎の冨嶽三十六景 神奈川沖浪が一番好きとおっしゃいました。
いけばなに通ずるものがあるのだそうです。
”誇張と省略”  よくいけばなではこの言葉を使うのだけれど、ただ漠然と活けるのではなく、自分が一体何に主眼を置いているのかを考え、それ以外の花は脇役でさりげなく添える程度にする。ムダを省くことによって主役を引き立たてる・・・・・・のだそうです。
富士山を主眼に置き、いくら大きく描いても大波は主役を引き立たせる副えということでしょうか。
今の人は、外国にばかり目を向け、最近は英語、英語と英語流行だけれども、もう少し日本の伝統にも目を向けるべきではないかしらともおっしゃいました。
英語も必要ですが、まず綺麗な日本語使えるようにならなければいけないですね。
私もオペラやミュージカル聴きに行くのは好きだけれど、歌舞伎、狂言、能、和楽に行こうと思ったことはあまり無いかな・・・

私が北斎展を見に行ったときにも感じたのですが、北斎の絵がいかに海外に流れていることか。日本人が描いたものなのに、いかに世界に散らばっているか!
アムステルダム国立美術館、ボストン美術館、ベルリン東洋美術館、メトロポリタン美術館・・・ 彼の代表作の多くが、外国の美術館所蔵なのです。

久しぶりにお抹茶をいただき、”誇張と省略”という良いお話を伺ってきました。
日本の伝統も、外国の方に聞かれたら少し説明して上げられる程度には学ばなければと思いました。
by nhana19 | 2005-12-08 18:22 | 日々徒然
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