首都圏外郭放水路管理支所・庄和排水機場 見学
「庄和排水機場」をテレビで見たことがあって、ぜひ一度見学したいと思っていました。今回機会があって、連れていっていただきました。
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首都圏外郭放水路とは
中川、倉松川、大落古利根川といった河川容量が小さい(すなわち氾濫しやすい)中小河川の氾濫水を、容量の大きな江戸川に流す(放水)ことを目的とした地下水路です。
国道16号の地下約50メートルに建設され、直径10m全長6.3キロメートルあります。
氾濫した水は地下水路を通って庄和排水機場まで送り込まれ、排水機場のポンプで汲み出されて江戸川に放流されます。
ポンプは、1秒間に200tもの水を汲み出す能力があります。
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雨が降リ出す。
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小さな川から溢れた水が流入路にそって首都圏外郭放水路の立坑に流れ込む。
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それぞれの立坑に雨水がたまる。
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地下トンネルを伝って水が流れだす。
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庄和排水機場のポンプが稼働する。
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江戸川に排水される。 という仕組みです。

庄和排水機場の地下にある空間の名称は「調圧水槽」と呼ばれ、首都圏外郭放水路と呼ばれる大規模な治水施設の一部です。
ゲリラ豪雨のように短時間に大量の雨が降ると、河川からあふれた水が地下の水路トンネルに一気に流れ込み、その勢いで水路トンネル内の水圧が急激に上昇します。ウォーターハンマーと呼ばれる現象で、水路施設を破壊したり、排水ポンプにダメージを与えたり、水が逆流したりします。
それを食い止め、ウォーターハンマー現象を緩和し、水圧を調整するための水槽、すなわち調圧水槽がこの巨大な地下空間です。 その大きさ、高さ25m、幅78m、奥行き(長さ)177m。まさに地下神殿。林立する巨大なコンクリートの柱は圧巻です。
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流入時の調圧水槽内はこのような状態です。その時にはもちろん見学はできません。
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ちなみに稼働状況は
通水開始(平成17年)からこれまでに91回の稼働実績があり、過去最大流入量を記録した平成26年6月の低気圧では、約1,350万㎥(25mプール約28,000杯分)を排水しているそうです。
温暖化が急速に進み、ゲリラ豪雨などが頻繁に起こるようになった昨今、このような水害対策施設が運営されているのはとても心強くありがたいことです。
by nhana19 | 2015-07-15 19:57 | 日々徒然
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