若冲と江戸絵画展
 東京国立博物館の「若冲と江戸絵画展」に行ってきました。
意外に混んでいないかったので、ラッキー!

 今回の展覧会は、プライスコレクションと言って、ジョー・プライス氏個人が、
『半世紀前に当時美術史家にも見過ごされていた江戸時代の個性的な画家たちの作品に
目を奪われ、収集を始めました。』と言っているように、日本人に当時見捨てられていた
作品を、プライス氏が収集してくださったから今回の展覧会があるということなのです。
今、プライス氏の財団の名前として用いられている「心遠館(しんえんかん)」は、 伊藤若冲
(いとうじゃくちゅう 1716-1800)の堂号「心遠館」に由来しているということです。
このことからもわかるように、コレクションの中心は若冲の作品です。
浮世絵もそうですが、日本よりも外国で高く評価されたということに、日本人として恥ずかしさ
を感じます。私たちはもっと、日本のものを、日本の文化を、認めて、大事にし、保護して
いかなければいけないのでしょうね。

 「鳥獣花木図屏風」は、桝目描という、方眼のマス目を
埋めていく技法で描かれており、マス目の数は1隻で約43000個。
e0055176_21461839.jpg

水墨画独特の、「筋目描き」といって、薄墨を重ねず滲ませるようにして描いたり、輪郭を白く
残したりする技法や、トラの毛並みの一本一本の描き方など、じっくり見ていたら何時間も
かかってしまうほど、魅力あふれる技法で描かれた絵がたくさんありました。

 伊藤若冲の「鯉魚図(りぎょず)」は、「登竜門」を描いているそうです。
「登竜門」とは、竜門といわれる黄河中流の急流を登りきった鯉は龍になるといわれた
故事から出来た言葉で、恥ずかしながら私は、故事の意味を始めて知りました。

 じっくり鑑賞していたらあっという間に3時間近くたってしまいました。
体力が要りますね。食事をしてから見るか、見てから食事するか・・・考えどころですね。
by nhana19 | 2006-07-23 20:48 | 展覧会☆コンサート☆観劇
<< 楽しみ見つけた~♪ 世界遺産 絶景 これが見たいベ... >>