映画 「旅の贈りもの★0:00発」
 テアトル新宿に「旅の贈りもの★0:00発」見に行ってきました。
前回見逃した映画でした。
HPを見ていて、テアトル新宿で2週間だけ上映している事を知り新宿へ。

偶数月の第3金曜日、深夜0時00分に大阪駅を出発する3両編成の不思議な列車。
どこまで行くのか誰も知りません。往復9800円。
にぎやかなオバサンたち、鉄道マニアのおにいさん、若い恋人に裏切られたキャリアウーマン、リストラにあって家族に言えないでいるおじさん、亡くなった奥さんの写真とともに旅をする
初老の人、自殺サイトの仲間と集団自殺するつもりだったが決行日の集合時間に遅れ、自殺志願者たちとは会えずにふらりとこの列車に乗り込んだ若い子、屈託なく誰とでも話せる娘、色々な人達が乗った列車は翌朝、海辺にある「風町」という田舎町に到着します。


汽車を降り歩き始める人たち。村の人たちが微笑みかけたり、話しかけてくる。
優しく、どこか懐かしい風景の中で、列車から降りた人たちはどんな出会いをするのでしょう。

旅の終着駅となった「風町」は、実は架空の町で、この駅の撮影は、島根県と山口県 の県境
にある山陰本線の無人駅「飯浦」で行われたそうです。
そのほかの撮影も西日本各地で行われ、日本の原風景をたくさん見せてくれます。
映画の中で流れている曲が、なおさら懐かしさを感じさせてくれるかもしれません。
映画の中で村のお医者さんの役を演じている德永英明が歌うのは、彼が本作のために書き下ろした「happiness」。

映画 「旅の贈りもの★0:00発」_e0055176_0103282.jpg幻の名列車 EF58-150(ゴハチ) が大阪に戻って行く時、エンディングを飾るのは、山口百恵を敬愛する中森明菜が歌う「いい日旅立ち」。

最後はJR東海のコマーシャルのようになってしまいましたが、心が温かくなるとても良い映画でした。
by nhana19 | 2006-11-14 23:38 | 映画
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