千の風になって
「千の風になって」・・・この詩を2年ほど前に目にしてなんといい詩だろうと思い心に温めて
いました。その詩に曲がつけられ、昨年頃から急に話題になりはじめました。
いろいろのドキュメンタリーが放送され、私は見ていないのですが、昨年末の紅白歌合戦で
キムタクが朗読し、秋川さんが歌われたと聞きました。
なんと言う偶然でしょう。そのCDをこの2週間で二人の友人からいただきました。
一人からは秋川雅史さんのCDを、もう一人の友人からは新井満さんのCD付きの本を。
さっそくCDを聞いてみました。
秋川さんの朗々とした声もすばらしいのですが、さらりとそして素朴に歌っている新井満さん
の声は、私の耳に風のように届きそして周りに漂いました。
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(画像は新井満さんの本よりいただきました)

この英語詩はいつ誰が書いたのか、いろいろな説がありますが分からないそうです。
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新井さんは、友人の奥さんが亡くなった時の追悼文集に載っていた訳詩を見て、原詩を手に
入れ、それを「自分が翻訳したらどんな具合になるだろう」と、イメージを心に膨らませながら
詩を作られたそうです。この詩に曲をつけて私家盤のCDにして友人に送り、友人の奥さんを
偲ぶ会の席上で初めて披露されたそうです。
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1977年、映画監督のハワード・ホークスの葬儀で、俳優のジョンウェインがこの詩を朗読。
1987年、マリリン・モンローの25回忌のとき、ワシントンで行われた追悼式の席上で朗読。
2001年、9月11日ニューヨーク同時多発テロ事件の当日、世界貿易センタービルの高層階
にあるレストランでシェフをしていたクラークさんは崩壊したビルと運命を共にしました。
その翌2002年9月11日、クラークさんの娘ブリッタニーさんがこの詩を朗読しました。
アメリカでは以前から、悲しみの場面でよく朗読される詩だったそうです。
私たち日本人が知るずっと昔から、世界では長い間語り継がれてきたのでしょう。
私たちの命が無くなるのではなく、実は風に姿を変えてみんなの周りにいるんだよという発想
は、輪廻転生に通じるものがあり、新井満さんは”生命は永遠に不滅”と書いています。
私もそう思いたいです。この本を贈ってくださった友人に感謝です。
by nhana19 | 2007-02-20 14:23 | 読書
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