友人が誘ってくれたので、舞台挨拶付き試写会に行ってきました。
映画は「夕凪の街 桜の国」 原作はこうの史代さんのアニメ本です。 こうのさんは2004年にこの本で、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。 難しい題材を扱った内容にも関わらず、韓国、フランス、アメリカ、オーストラリアなど十カ国で出版され、海外でも注目を集めているそうです。 舞台挨拶には誰が来てくれるのかな。九段会館の会場にはハープが置いてありました。 ハープの演奏だけ?そんなことないよね・・・吉沢悠君ファンの友人はドキドキ! 舞台挨拶付き試写会など行ったことのない私はただ待つのみ。 始めに内田奈織さんによる映画のメインテーマ曲「夕凪の街 桜の国」が演奏されました。 ハープが片付けられた後、舞台挨拶には佐々部清監督、田中麗奈さん、麻生久美子さん、藤村志保さん、吉沢悠さん、伊崎充則さん、中越典子さんの豪華メンバーが登場。 「夕凪の街」 原子爆弾を落とされた広島の13年後。原爆で父と妹を亡くし、母親フジミと二人で貧しいながら平穏な暮らしをしている皆実。原爆の後遺症と自分が生き残った罪悪感に苦しむ皆美と、水戸のおばさんの家に疎開していて被爆を免れた皆実の弟旭、彼女に愛の告白をする会社の同僚打越など彼女をとり囲む人々の話。 「桜の国」 平成19年、東京の夏。定年退職した皆実の弟旭と一緒に暮らす娘の七波は、家族に内緒で出かけていく旭のあとをつけてみる。旭の行った先は広島。広島で父が立ち寄る先や会っている人々の姿を遠めに見ていくうちに、亡くなった祖母フジミや伯母皆実に思いをめぐらせる。 昭和33年と平成19年二つの時代を生きる二人の女性を通して、被爆2世・3世の方々の苦悩や被爆者に対しての差別など、原爆は60年以上経った今の生活にも影響を及ぼしてしまうものなのだということを知りました。 又、戦争や原爆の恐ろしさなどを多方面から教えられました。 今月28日から封切られます。
by nhana19
| 2007-07-19 23:45
| 映画
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