奥州藤原氏の仏教都市・平泉へ~毛越寺~
中尊寺は初代の清衡が建立しましたが、毛越寺は二代基衡により建立されました。
基衡は父清衡の遺志を継承し、平泉をより華麗な仏教都市に発展させていきました。
「吾妻鏡」には、二代基衡が建立した毛越寺の威容を”国内に比べるものがない”と記してあるそうです。中尊寺を凌駕する伽藍を誇りました。
山門をくぐって境内を進むと右手に大泉が池がみえてきます。
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この池を中心に作られた浄土庭園は、全国でも数少ない、特定史跡と特別名勝という指定を二重に受けています。
池周囲に設けられた散策路から本堂、築山、開山堂、嘉祥寺跡、講堂跡金堂円隆寺跡、まで辿ればちょうど池を半周したことになります。ちょうどそこに遣水があります。
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遣水(やりみず)とは山水を池に取り入るための水路ですが、水底には玉石を敷き詰め、蛇行する流れに水切り、水越し、水分けなどの石組みを配し、水辺に咲く四季の草花と相まって、素晴らしい景観を形作っている。平安時代の完全な遺構としては日本唯一のものだそうです。毎年5月の第4日曜日には衣装も平安時代さながらに和歌を読み比べる曲水の宴が催され人々でにぎわいます。
平安時代の雅な雰囲気をここで味わってみたいです。
木々の間から見えてきたのは地蔵菩薩。”このお地蔵様を信仰すれば願い事が心のままになる”と言われているそうですが、優しいお顔に心引かれました。e0055176_17132188.jpge0055176_17134775.jpg
池中立石。2.5メートルの立石を中心とする石組みは、池全体を引き締めた印象を与えてくれます。
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帰りに門前の茶店で、同じ旅の人とお話をしながら、御餅と甘酒をいただきました。御餅セットの一口餅はずんだ、小豆餡、エゴマ、黒ゴマ、お口直しの大根おろし、くるみ、そしてお雑煮です。
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晴れていたと思ったら突然曇り雪がちらついたり、北国の春ははまだまだ遠いと感じさせられました。
温かい甘酒が美味しかったです。
お店の人の手作りという大根の漬物もパリパリしていて美味しかったです。
茶店の人が教えてくれた、5月の連休の春の藤原祭り、5月の第4日曜日の曲水の宴、6月末のあやめ祭り、9月半ばからの萩祭り、そして11月始めに美しい紅葉のもとで行われる秋の藤原祭り、できたら又訪れてみたいと思います。
新幹線の冊子トランベールから発したプチトラベルは、私にとって心の養生になりました。
by nhana19 | 2008-03-07 23:59 | Hometown
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