小石川植物園
小石川植物園と言われているここの正式名称は「国立大学法人東京大学大学院理学系研究科付属植物園」といい、植物学の教育・研究を目的とする東京大学の教育実習施設です。
”植物学の教育・研究を目的とする”と言われているように、ここにはニュートンのリンゴの木やメンデルの葡萄、精子発見のイチョウなどがあります。
物理学者ニュートンは林檎が木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見しました。ニュートンの生家にあったその木は接ぎ木によって各国の科学に関係のある施設に分譲され大事に育てられています。この木は、昭和39年に英国物理学研究所長サザーラン博士から日本学士院長柴田雄次博士に贈られた木を接ぎ木したものです。
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遺伝学の基礎を築いたメンデルが実験に用いた由緒あるブドウの分株で「メンデル葡萄」と呼ばれています。
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明治29年平瀬作五郎はこの雌のイチョウの木から採取した若い種子(胚珠)の中でイチョウの精子が泳ぐのを観察しました。この発見は世界の学界に大きな反響を起しました。
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生きた化石として有名なメタセコイヤ。1947年、この植物の種子が中国四川省で採取され、アメリカのメリル博士を通じて日本に初めて送られてきました。この種子は昭和24年3月東京で播種され、そのうちの1本をもとに挿し木によって増殖したのがこの林です。
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サトザクラの種類で紅普賢象という桜を見つけました。紅普賢象の2 つある雌しべは細長い葉っぱのように変化しています(葉化雌ずい)。普賢象というのは普賢菩薩の乗っている象のことで,葉化した雌しべがこの象の鼻に似ていることからつけられた名前だということです。
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そして同じ桜という名前が付いていても、全くイメージの違う桜。イヌザクラ。
イヌのつく植物は、その名が植物の形からついたものは少なく,「同じ仲間だがあまり役に立たないから。」,「卑しんでそう呼んだ。」,「形状は似ているけれど、仲間ではない。」などという理由が多いようです。このイヌザクラどんな理由でつけられたのでしょうか。
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小石川植物園にきた一番の理由はハンカチノキを見ることでした。ちょうど見ごろで、たくさんのハンカチが木にぶら下がっていました(笑)時折木からハンカチがヒラヒラ落ちてきます。
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思いがけず大好きななんじゃもんじゃの花に会えました。うれしい~~
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木漏れ日の美しいイロハモミジのトンネルを歩き、
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オオヤマアマナのみごとな群落をみて、
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ユリの木にも花が咲いている・・・
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たくさんの花や樹木を見て、体中に植物のエネルギーをたくさんもらって帰ってきました。
by nhana19 | 2008-05-01 23:04
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