読書の効用?
本を読んでいると教えられることがたくさんあり、恥を知ることもたくさんあります。
浅田次郎の「蒼穹の昴上下」「珍妃の井戸」そして「中原の虹4巻」全て読み終わりました。
蒼穹の昴では 貧しい糞拾いの少年・春児(チュンル)が占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける同じ村の幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従い都へ。
そこで浄身し、京劇の踊り子になり西太后に可愛がられ出世していく・・・
「珍妃の井戸」では寵愛を一身に受けた光緒帝の側室珍妃は誰によって殺されたのか?
そして「中原の虹」 貧しさゆえにすべてを捨て張作霖のもとで馬賊になった春児の兄春雷、張作霖、袁世凱、徐世昌、宋教仁、張 学良・・・梁文秀は 梁啓超がモデルと言われているし、実在の人物と歴史の中にうまく織り込ませた架空の人物、私のように歴史を知らないものには、誰が実在し、誰が実在しなかったのか、あまり分からないのです。
でもって、深く詮索せず大まかな歴史の流れだけをとらえ、小説としてだけ読みましたが、歴史を知って読んだらもっと面白いんだろうな~と思いました。

先日は奥田英朗の「家日和」を読んでいて、「人間到る処青山在りという言葉が出てきました。さあこれをどのように読むのでしょう。
恥ずかしながら私は「にんげんいたるところせいざんあり」と覚えていました。
この言葉の意味も、人には、どこにでも青く茂る草原(憩える所。心安らぐところ)はあるものだから、悲観的にならず気持ちをゆったり持ちなさい・・・的な解釈を勝手にしていました。
無知とはなんて恥ずかしいことでしょう。人前でこんな解釈を言わなかっただけまだ良かった。「人間」を、”にんげん”ではなく”じんかん”と読みます。”世の中”という意味だそうです。
青山とは、青い草原ではなく”お墓”のことです。
故郷だけが骨を埋める土地とは限らない。世の中何処にでも、骨を埋める場所がある。 という解釈が正しいそうです。

小説で歴史を教えられ、小説で正しい言葉の意味を教えられる。小説の言葉が深く心に染み込み、安らぎや、人生の一つの歩み方を教えられる・・・

「人間到る処青山在り」・・・夫には、え!君そんなことも知らなかったのという目で見られ。
これから孔子、孟子、荀子なども読んでみようかしら、などと思いました。
もっと勉強しなくっちゃね!
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by nhana19 | 2008-05-23 21:15 | 読書
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