ブーリン家の姉妹
ブーリン家の姉妹」を見に行ってきました。

ブーリン家の姉妹_e0055176_2324630.jpgナタリー・ポートマンと、スカーレットヨハンソンが演じていると聞いて、ぜひ見に行きたいと思っていました。
ナタリーポートマンは「スターウオーズ」よりも、「レオン」のほうが印象が強く、スカーレットヨハンソンは「ロスト・イン・トランスレーション」、「真珠の耳飾りの少女」の役が好きでした。
二人とも豪華な衣装に負けないほど美しかったです。

中世、王は偉大さや威厳、尊厳さを周りの人々にアピールするために、体を大きく見せる工夫をしていたそうです。中に詰め物をして胸板を厚く見せたり、肩幅を大きく見せたりするために首の周りにレースや、毛皮を使ったりしたそうです。大きく見せる=王の権力の象徴でした。
日本の江戸時代の裃なども肩が厳つく見えるので、同じようなものだったそうです。
今回の映画を見てて、ヘンリー8世の服装はとてもよく表現されていたと思います。

ケイト・ブランジェット演じた「エリザベス」、後に大英帝国の基礎を築くことになるエリザベス1世の両親、祖父達の時代のお話です。
父と叔父の野望によってイングランド王の妃となったアン・ブーリンは、気性が激しく愛人ではなく正式に王妃になることを望みました。カトリック教会は離婚を認めないのでヘンリー8世は教皇庁との断絶を決意。こうしてイングランド国教会の原型が成立することになり、アンはイギリスにおける宗教的歴史を変える原因となった女性であります。
歴史的にはアンとメアリーはどちらが姉であったかは文献によりいろいろあるようですが、この映画ではアンが姉メアリーは妹になっています。
このような歴史映画はどこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションか、歴史をあまり知らない私にはよく分かりませんが、王宮の雰囲気、衣装などが豪華で見ごたえがありました。
by nhana19 | 2008-10-30 23:32 | 映画
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